1月18日(土)13:00〜14:30、 風土飲食研究会が深谷の寺子屋で月に一度開催している“活きた”食の講座「食がたり」、第5回『とうふ語り』に出席しました。
講師はワーカーズコープ深谷とうふ工房・代表の中西千恵子氏です。
深谷とうふ工房は豆腐を作って販売するだけではなく、若者の就労支援も行っています。すでに20年も深谷で活動しているそうです。
まず、豆腐ができるまでをDVDを見ながら説明していただきました。なかなかの重労働だそうです。
深谷とうふ工房の豆腐は一丁あたり130gの大豆を使用していて、これは他の豆腐と比べるとかなり多いそうです。大豆は4種の大豆をブレンドしています。また、伊豆大島産の天然のにがりを使用し、消泡剤は使っていません。(消泡剤:豆乳を固めるときに泡が残っているときれいな豆腐にならないため、さまざまな現場で使われているそうです。)
次に豆腐の知識(うんちく)をいろいろと教えていただきました。
もちろん食べ比べもありました。
まずは深谷とうふ工房の豆腐(左)と他のメーカーの豆腐を食べ比べました。さすがに大豆の量の違いもあって大豆の味の濃さが違いました。
その他、妻沼の大豆を使った茶色い豆腐やおぼろ豆腐、豆乳などをいただきました。
「とうふの未来」について、活発な意見交換が行われました。
外国産の大豆が輸入されて大手のメーカーで大量生産が行われている現在、地域のお豆腐屋さんを残したくても難しい状況があります。逆に国産大豆100%の豆腐は大手メーカーには作ることができません。
最後に豆腐のさまざまな食べ方について、意見が出されました。
これからもこだわりを捨てずに豆腐を作って、深谷の街を発展させたいと中西さんは締めくくっていました。