今日は深谷市にもやし屋・飯塚商店の飯塚雅俊さんをお訪ねして、埼玉でもやしを作り続ける熱い思いをうかがってきました。
安くて栄養豊富なもやしは誰もが重宝する野菜です。でもちょっと待ってください。本当のもやしの味を知っていますか?実はほとんどの方が本来のもやしの味を知らずに、「安さ」だけで市場に大量に流通するもやしを食べているのです。もやしは豆の種類や育て方によって、豊かな味と歯ごたえのあるグルメな食材になります。
飯塚さんはかねてより、埼玉の農家の方が自分たち用にだけ作っていた大豆=在来種を使ったもやしや発芽大豆のおいしさを知ってもらうために、こだわりのもやしを作って来ました。大量生産もできず、コストもかかるもやしはスーパーなどではなく、素材を大事にする料理店などに直接納入されています。私たちも試食させていただきましたが、従来のもやしとは全く違うしっかりした味のもやしでした。
それでは今日の報告です。
飯塚さんはもやしの根を切らずに出荷します。豆が発芽することで生命活動が始まります。根がしっかりしていればしているほど生命力が強いという証しなので、ご自分の作るもやしに対する自信のあらわれなのではないでしょうか。
もやしは洗浄・包装のラインを通って出荷されます。肥料も農薬も使っていないので、こんなシンプルな工程で出荷することができるのですね。
ここからは楽しい試食タイムです。なにも調味料を加えずに蒸し焼きにしたものですが、味もかおりもしっかりしていてとてもおいしいです。豆の種類ごとに個性がありました。
本来は保存食品ではありませんが、つけものに加工することにより、そのまま食べたり、他の食材と一緒に料理を引き立てる役目も果たします。
飯塚さんが作ったもやしの絵本です。飯塚さんのもやしへの優しい気持ちがたくさん詰まっています。
ただいま開発中の「発芽大豆せっけん」です。発売されたら絶対に買うぞ!と思った私たちです。
お忙しい時間なのに、私たちにもやしのことを説明してくださった飯塚さん、ありがとうございます。学習した結果は5月にコムナーレで開催される「消費者フォーラム」で展示発表したいと思います。そのときにはいただいたブラックマッペで自家製もやしを展示できるよう頑張って育てます!!
さて、たくさんもやしを試食させていただいたにもかかわらず、「ここまできたら熊谷うどんを食べたい!」と元祖熊谷うどん福福さんでうどんを食べて帰りました。とても美味でした。満足満足。