埼玉県養豚協会・研修会・情報交換会に参加しました

埼玉県養豚協会研修会・情報交換会 地産地消
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日時:平成25年12月13日(金)15:00〜17:20(研修会)17:30〜(情報交換会)
場所:ホテル ヘリテイジ(熊谷市)
演題:日本養豚の生残り戦略について〜飼料効率改善のために我々ができること〜
講師:大竹 聡氏(獣医師、獣医学博士) 株式会社スワイン・エクステンション&コンサルティング

養豚に関わる方々が研修会を開催し、消費者にもお声がけをいただいてくらし探検くらぶのメンバーも参加してきました。

まず、埼玉県養豚協会会長の松村さんから、
埼玉県養豚協会研修会・情報交換会・養豚協会の働きかけにより不正に輸入を行っている企業に司法の介入が始まっている
・次期国会で養豚農業者振興法の成立を目指している
・飼料としてさまざまな農産物が使われていることを考えても養豚が日本の食を支えている
・価格競争で輸入豚肉に負けていても、埼玉県民に埼玉県産の豚肉を食べていただけるよう理解を深めていただく努力をする
など、大変有意義なお話をうかがいました。

次に大竹聡先生から演題のようなお話がありました。

生残り戦略として、
1.リスクマネージメント(生産の安定化)
2.飼料コスト対策
3.疾病のコントロール
の3つが重要とのこと。

飼料コストを抑えるためには疾病のコントロールが大切というのはなかなかピンとこない考え方ですが、
「免疫活性」=(体が病気と戦っている状態)がもっとも(飼料)=「燃料」を食う
ということばで「おお、なるほど」と納得しました。

疾病をなくすための行動が結局は飼料コストの低減につながり、生残るすべとなるわけですね。
養豚業者さんたちの日頃の努力が報われて、おいしい埼玉県の豚肉が県民のみなさんに食べていただけるよう応援したいと思います。


(ご了解を得て、大竹聡先生の資料を引用しました。)

次に情報交換会が開催され、田中畜産さんの豚肉を使った数々の料理を食べながら、交流を深めました。

コメント

  1. 小川 ゆり より:

    アメリカの養豚家も、一番気をつけているのは、Health。健康だといってる点。豚舎の換気の大事さ、空気中の菌数が多いと、豚は太らない、つまり環境と豚の体重は比例する。移動ストレスも飼料効率に影響する。お話を聞いて、データーとの戦いって気がしました。若い養豚家さんは買手というより、問屋さんの希望に沿って作っている。と話していましたが、人口は減るわけだし、買手へのアピールって、大事だと
    おもいました。