今日はさいたま市消費生活総合センター主催のセミナー「ちょっと知りたい植物油脂の商品知識」に行ってきました。講師は独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)の消費者情報専門官の遠藤誠さんでした。
植物油脂といっても原料はいろいろです。世界中で一番使われているのはパーム油ですが、消費者がパーム油を直接見る機会はほとんどありません。
食用油の製造行程についても説明してくださいました。
まず圧搾→ガム質を取り除いた後に脱酸→脱色→脱臭を経て精密濾過して食用油として製品化されます。製造工程中にできるレシチンはビタミンEとして利用されています。
食用油脂のJAS規格やサラダ油の一括表示、油の栄養や構造等についても学習しました。
その他、油についての楽しい豆知識(油を売る、ごまかすの語源やセサミストリートの裏話)も提供していただきました。さらにFAMICでの酸化テストの様子をビデオで説明していただくとともに酸化した油の臭いも体験しました。
消費生活総合センターがこのような消費者の目線に立った学習会をこれからも開催して欲しいと思いました。