ブランド農産物を巡る旅 彩のかがやき・彩のもろこ・彩玉・芳香シクラメン ~実りの秋“埼玉発”うまいもの~

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10月18日 台風一過のさわやかな秋晴れの下、見学会が開催されました。
最初の訪問先は県内有数の穀倉地帯、行田市にある大規模圃場と稲刈りの様子です。

見渡す限りこがねいろの「彩のかがやき」の圃場。大型コンバインで刈り取られていきます。

彩のかがやきは、埼玉県のブランド米。種モミは60℃のお湯で消毒されます。食味が良く病害虫に強く、農薬の使用量も少ないのが特徴です。

大規模圃場…彩のかがやきの稲

コンバインで刈り取り中

刈り取られたモミは、コンバインから軽トラックへ移されカントリーエレベーターへ
行田カントリーエレベーター

モミの状態で予備乾燥(一時貯留)後、サイロへ
検査機による生産者ごとの自主検査とデータ収録
モミ検査機械 検査機から出てきたモミと米

サイロの貯蔵状況、出荷ライン、1,020kg入るフレコンと30.5kg入りの袋
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お米…左から 白米 玄米 モミ  麦…小麦 ビール大麦 小粒大麦
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続いて、彩のもろこの養殖場を見学…養殖池で餌に群がるホンモロコと出荷前に泥を吐かせるための水槽

ホンモロコはもともと滋賀県の琵琶湖に生息、関西では高級魚として扱われています。
埼玉県が、休耕田を活用した池での養殖に成功、耕作放棄地の活用にもつながっています。
飼育には井戸水だけを使い、薬剤は一切使用されていません…消費者にはうれしいですね(^^)
ホンモロコ養殖池 出荷前の泥を吐かせるための水槽

ホンモロコのアップ 出荷は1kgを袋に入れ酸素を充填して 最近は1kgより少ない販売にも対応されているそうです。
ホンモロコのアップ ホンモロコの出荷の状態

お待ちかねの昼食…キヤッセ羽生(ここには地ビールのこぶし花ビールもあります)で地場野菜を使った料理とお米食べ比べ 「彩たまご」の生も…。お米食べ比べでの1番人気は「彩のかがやき」でした♪

ゼリーフライや豚汁、筑前煮、彩たまご入りサラダ、いがまんじゅう、かぼちゃとブルーベリー入りゼリー

彩のもろこの天ぷらと甘露煮、手作り切干大根、きゅうりには手作り味噌を添えて真心のこもったお料理に、もう大満満足&大満腹!!!! ごちそうさまでした♪
昼食のプレート ホンモロコの天ぷらと甘露煮、きゅうり、切干大根

午後は、埼玉県農林総合研究センター園芸研究所から見学開始。

彩玉…新高と豊水をかけて作られた埼玉県で作出されたジャンボ梨です。

梨は種を植えても親と同じ物ができないので大変苦労されたそうです。
8月下旬から9月上旬、幸水と豊水の間に収穫されまさます。
試食の「彩玉」…写真撮る前に一切れ食べちゃいました(T_T)
彩玉の試食

彩玉の試験圃場とジョイント栽培試験中の「秋月」
彩玉の試験圃場 ジョイント栽培試験中の秋月

芳香シクラメン…園芸品種のシクラメンと野生種で香りのあるシクラメンを掛け合わせて埼玉県で作出。
園芸品種と野生種では遺伝子の数も違い、無理と思われていましたが…
香りはヒヤシンスとバラを合わせたような清楚な香りがします。
「香りの舞い」「麗しの香り」「孤高の香り」の3種に昨年新たにサーモンピンク系の「天女の舞い」が加わりました。
花の色はイオンビームの照射で行われるそうです。
芳香シクラメン試験圃場天女の舞い

続いて、花卉生産者戸塚園芸へ。
出荷前のシクラメンがハウスに一杯!!!
戸塚園芸1

戸塚園芸2戸塚園芸3

前に時期がずれていたため見ることができなかったホンモロコの養殖場を見るこができたり、お米の食べ比べができたり、1日とても勉強になりました。