農場管理獣医師協会・第9回通常総会

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日時:2016年6月29日 13:30〜
場所:ホテル・ヘリテイジ(熊谷市)

農場管理獣医師協会・第9回通常総会が開催されました。

北村会長の熱い思いの挨拶の後、昨年度の事業報告や今年度の事業計画などが滞りなく裁決されました。

その後、記念講演として学習会が例年通り行われました。

今年は先の伊勢志摩サミットでも話題になった薬剤耐性(AMR)対策アクションプランについてを 農林水産省 消費・安全局 畜水産安全管理課の西田 岳史氏を講師に学習しました。

薬剤耐性菌と言えば、ヒトの院内感染等をすぐに思い出してしまいますが、動物用医薬品についても適正使用と慎重使用を徹底する事が重要だと言われました。 どうしても薬品会社にとっては利益になるがん治療薬が優先され新薬開発が進んでいない現状が報告されました。

現在は癌による死亡リスクが820万人ですが、現在は70万人の薬剤耐性菌による死亡リスクは2050年には1000万人を超えると予測されているそうです。

G7の中でアクションプランが無かったのが日本だけだっという裏話も… 伊勢志摩サミットまでにはどうしても作っておきたいとの思惑もあり厚労省と農水省で作成4月にできたそうです。

アクションプランは無かったものの現状は欧米とほぼ同水準であった事も報告されました。 動物で使われるものは養豚での使用が多い薬剤だそうですが、屋内飼育のペットからの感染も考えられるので、理解を深め拡大を防ぐ事が重要だと話されました。 関係者で意見交換し畜種別や水産物など実行計画を一年以内をメドに策定して行くそうです。

この後、懇親会がありミートコンパニオンの常務の植村さんの挨拶、21世紀肉牛協会会長の植井さんの乾杯でスタートしました。 なぜか最後に私(廣田)に振られ少しご挨拶させて頂きました。