あなたが選ぶその食品 大丈夫? 〜激安・長期保存・コンビニ 食品のカラクリ〜

学習会
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日時:2015年3月9日(月)10:00〜12:00
場所:下落合コミュニティセンター・第4集会室
講師:八田 純人さん(農民連食品分析センター 所長)
主催:さいたま市消費者団体連絡会

昨年の埼玉県消費者大会・食の分科会でTPPと輸入食品の検査について講演された農民連食品分析センターの八田さんのお話を伺いました。八田さんの説明はとてもわかりやすく、あっという間の2時間でした。(プロジェクタの資料は食の分科会の記事を参照してください。)

今日はさらにコンビニのおむすびについて実験をしました。本来なら米、塩、海苔、梅干の4品目でできるおむすびですが、工場で製造するとさまざまなものが加わっています。さらに、表示以外にも油が使われていることを実験で確認しました。

(一社)農民連食品分析センターは1996年に募金によって設立されました。輸入食品の抜き取り検査をボランティア的に行って、食の安全に大きな役割を果たしています。

過去には、中国産冷凍野菜の残留農薬事件(2000〜2002年)、中国製毒餃子事件(2008年)、事故米穀不正流通事件(2008年)、食品誤表示事件(食品偽装事件・2013年)など多数の食品の安全にかかわる事件に素早く対応してきました。

TPPについては、自動車産業などの大企業と個人経営の農家への配慮の違いを多いに心配されていました。日本の穀物自給率の世界ランキングは127位です。このまま食料自給率が低いままで良いのか、消費者も考えていたかなければならないことだと強く感じました。