埼玉県肉用牛経営者協会・青年部・食味研究会に行ってきました

牛肉試食3 牛・豚・鶏
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埼玉県肉用牛経営者協会・青年部・食味研究会に行ってきました。埼玉県の肉牛の生産者、それも若手の方々が集まって、支援する行政の方や研究機関の方、そして私たち消費者を呼んで、他県産の牛肉と食べ比べをしよう!!という画期的な企画です。(「聞き酒」ならぬ「聞き牛」といった感じです。)

牛肉試食1
熱く語る武州和牛生産者 塚田牧場の谷口さん(手前)と畜産会の刈谷さん(後ろ)

食べ比べたお肉はこの6種。交雑種3種(手前)と和牛3種です。すべてリブロースですが、どのブランド牛かはまだ明らかにされていません。マニュアルに従って評価していきます。これがやっぱり難しい・・・
牛肉試食2

さっそく1〜6まで番号順に自分たちで焼いて試食開始です。フライパンにクッキングシートを敷き、牛肉の油が混じらないよう、1種類ずつシートを変えて焼きます。
牛肉試食3

ここで登場するのがこの塩。新潟の笹川流れの塩です。(社)家畜改良事業団・家畜改良技術研究所の小林先生おすすめのやわらかな味のこの塩をつけて試食しました。
牛肉試食4

評価シートです。そもそもこの6種はどれもおいしいお肉ばかり。それを採点するのですが、1番目の交雑種ですでに「おいしい…orz」のですよ、どうしましょう。(やはり最初は真ん中ぐらいの点数を付けておかなきゃ…と考えるわけです。)
牛肉試食5

前述の小林先生による「牛肉の美味しさとは」というレクチャーです。オレイン酸が多いとおいしいけれど、さりとてオレイン酸自体がおいしいわけではない!など、楽しいお話をうかがいました。
牛肉試食6

さて、今回試食したブランド牛は、
交雑種
1. 上州牛(群馬県産)
2. 彩の夢味牛(さいのゆめみぎゅう・埼玉県産)
3. 彩さい牛(さいさいぎゅう・埼玉県産)
和牛
4. 深谷牛(埼玉県産)
5. 松坂牛(三重県産)
6. 武州和牛(ぶしゅうわぎゅう・埼玉県産)
でした。

2階ロビーには畜産関係のポスターが一堂に会していました。
牛肉試食7

今回、私たちのような小さな市民活動団体にも声をかけていただき、試食会に参加することができてとても楽しいひとときでした。また、青年部のみなさんの消費者のニーズを直接聞いて今後に生かそうという熱意をひしひしと感じた3時間でもありました。

これからはサシと呼ばれる霜降り部分のおいしさの追求ばかりではなく、逆に油分を控えなければならない高齢者向けのサシが少なくても柔らかくおいしい牛肉のニーズもあるのではないか…と、小林先生の話は続くのでした…。そして小林先生にはやわらかいお肉の見分け方もこっそり教えていただきました。皆で焼き肉の時は役に立つかも…(笑)

埼玉県の肉牛生産者はめちゃめちゃ熱いです。